鹿男あをによし

鹿男あをによし

ホルモーが面白かったのでこちらも読んでみた。しかしあっという間に読み終わったと思ったら意外と時間がかかっていた…。今回も土地柄とか歴史とか、設定がすごく凝っていて世界観が完璧に作られているのがすごい。奈良っていう全く馴染みのない土地が舞台だからこそのリアリティがあった。舞台が東京だったら全く説得力がなかっただろうし(ホルモー含め)。ごく普通の日常を過ごす周りの人たちに何一つ影響を及ぼすことなく作戦大成功〜で終わる爽快さと、最初はやなやつだった主人公が最後地味に良い人になって終わったのも良かったです。でもやっぱりホルモーの方が好き。
猫と暮らせば (小学館文庫)

猫と暮らせば (小学館文庫)

タイトルに惹かれて読んだのですがなかなか興味深かったです。すごく勉強になったし筆者の猫への愛と情熱がひしひしと伝わってくるようでした。今までそんなに考えたことなかったのだけどここで描かれている人間と猫の関係性は本当に理想的。私もまた猫と暮らしたいけど、一人で住んでいるうちは無理だな〜。